NOM POPOKとは?


NOM POPOKは、カンボジアの子どもたちのために、美味しくて健康的なお菓子を作っています。社名の「NOM」(ノム)は、カンボジアの公用語クメール語で「お菓子」、「POPOK」(ポポー)は「雲」を意味します。雲のように、身軽に、自由な発想で、子供達に愛されるお菓子をつくり、健やかな成長に寄り添いたいと考えています。

詳細は下記をご覧ください。
POPOKウェブサイト http://popok-khmer.com/

<お菓子+栄養教育=栄養改善>


◎VISION
NOM POPOKは、カンボジアの子どもの栄養状態改善を目指します。

◎MISSION
NOM POPOKは、カンボジアの子どもたちに、食べ物や栄養に関する知識を広め、健康的な食生活を推進します。


~NOM-POPOKの企業理念~

~カンボジアの子どもたちのために愛されるお菓子を~
NOMPOPOKが大切にしている4つの価値

1. 正義 Justice
私たちは、社会的に正しいと信じることをします。


2. 敬意と尊重 Respect
私たちは、カンボジアの人、文化、食べ物に対して、常に敬意を払い、尊重します。


3. エンパワメント Empowerment
できる事を増やし、自信をつける事で、自分が変わります。そしてそれは、周囲にもプラスの影響を与え、社会を変える力になると信じています。


4. 継続的な成長 Constant growth
私たちは、社会・組織・個人を、常により良い状態に近づけられるような仕事をします。


<子どもたちの栄養不良>

カンボジアの抱える社会問題の一つに、子どもの栄養不良があります。2022年のデータでは、5歳未満児の子どもの21.9%が発育阻害(慢性的な栄養不足を示す指標です)とされています。また、過体重も増加傾向にあり、5歳未満児の4.1%、首都プノンペンに限れば5.8%が太りすぎとなっています。栄養不足と栄養過剰の両方の課題に取り組まなければならないのです。





<お菓子を通じて
 子どもたちの栄養不良を改善>

私たちは、カンボジアの子どもたちが、健康や栄養を考慮されずに作られた市販のお菓子を頻繁に口にしていることに注目しました。こうしたお菓子が子どもたちの食生活の大きな部分を占めることを知り、もっと健康的なお菓子をツールとして、健康的で栄養ある食生活の大切さについて、子どもたちに伝える取り組みを始めました。そして、子どもたちが、既存の菓子の代わりにNOM POPOKのお菓子を食べるようになるだけでなく、子どもやその親が、食生活一般において、より健康的な選択をできるようになることを目指しています。






【NOMPOPOKの活動を支える2つの柱】


活動 その1⃣

栄養教育の実施

子どもたちが持続的に健康的な食事を選択していくために、お菓子の販売先の学校において栄養授業をしています。
現在の正式な学校教育のカリキュラムではカバーしきれていない栄養教育⁴を、居住地、所得、病気の有無に関わらず、できるだけ多くのカンボジアの子どもたちに届け、彼女・彼らの「知る・学ぶ権利」を守ります。
4) 公立学校では、2025年より、栄養教育を含む「保健」の授業が開始される見込みです。



また、商品によっては、食材の栄養効能を示すシールを貼ったり、箱にカンボジアの子ども向け食品ピラミッドを印刷することで、直接的に触れ合わない子どもたちにも栄養のメッセージを届けています。


(商品の箱の裏には、カンボジアの子どものための食品ピラミッドが描かれています)



(蒸しパンの袋には、食材と効能についてイラストで表現したシールが貼られています)


 活動 その2⃣
栄養価の高いお菓子の製造

NOM POPOKの商品は、奇跡の木と呼ばれる栄養満点の食材モリンガをはじめとして、栄養価が高く美味しい現地の素材を生かして作ったお菓子です。
こんなお菓子を作っています。一例を紹介します♪

✨米粉ドーナツ✨


お豆腐とヨーグルトをつかった焼きドーナツなどです。ふんわりともっちりの二つの食感を楽しめます。
味:モリンガ、きなこ、ココナッツ、ココア

✨米粉シフォンケーキ✨


ふわふわで雲みたいな、米粉のシフォンケーキです。パームシュガーを使っています。
味:モリンガ、きなこ、ココアマーブル、ココナッツ、マンゴー(2月から4月限定)

✨米粉クッキー✨



米粉とパームシュガーを使った、優しい味のクッキーです。
モリンガ、きなこ、ココアの3味がそれぞれ4枚ずつ入っています。
箱の裏には、カンボジアの子どものための食品ピラミッドならぬ、食品アンコールワットが描かれています。

✨野菜ぼうろ✨

モリンガ、紫いも、プレーンの3味が可愛く混ざっています。外はカリッと、口に入れるとジュワッと溶ける、懐かしい食感です。
こちらも箱の裏には、食品アンコールワット。Nom PoPokのマスコットぽぽばにちゃんのイラストを使った解説付きです。

✨コオロギクッキー✨

今、注目の昆虫食。カンボジアのコオロギを使ったクッキー。
ココアパウダーと混ぜているので、くさみもなく、驚くほど食べやすいです。お土産として大人気の商品です。


~代表大路さんからのメッセージ~

こんにちは。NOM POPOK 代表の大路紘子です。
日本では当たり前の食育、栄養授業は、カンボジアではまだ一般的ではありません。
本プログラムでは、カンボジアの子どもの栄養事情を学ぶだけでなく、実際にカンボジアの学校で子どもたちに栄養授業を行う実践型プログラムです。
みなさんのお越しをお待ちしています。


【NOM-POPOKと共に持続可能な発展を】



NOM POPOK では、栄養豊富なお菓子の販売と栄養教育でSDGsに貢献しています。

カンボジアの子どもたちは、学校の休み時間に、学校の敷地や近所にある駄菓子屋で購入した菓子や清涼飲料水を頻繁に食しています。そして、カンボジアの子どもは、一日の糖類総摂取量の46%を、こうしたお菓子や清涼飲料水などに含まれる異性化糖からとっているという調査結果もあります²。カンボジアの子どもたちは、世界保健機構(World Health Organization, “”WHO)がそのガイドライン³で推奨する糖類摂取上限量(一日に摂取する総エネルギー量の5%)を上回る量の糖類を日常的に摂取しているばかりか、生活習慣病や肥満の原因となる異性化糖を大量に摂取しているのです。
そこでNOM POPOKでは、可能な限り

①白砂糖の使用量を抑える 
②カンボジア国内で採れた材料を使用 
③栄養豊富な食材で味付け

の3点に気を配ったお菓子の製造販売を行っています。
砂糖による甘さではなく、自然な食材で味付けすることで、健康的で栄養のある菓子を提供し、同時に、子どもたちにとって身近な食材を使うことにより、彼女・彼らの栄養への関心を高め、ゆくゆくは自宅での食事内容にも影響を与えることを目指しています。

現在募集中のプログラムはこちら▼

\社会人も!おひとり参加も大歓迎/

カンボジア 子どもたちの栄養改善インターンシップ6日間~社会企業NOM POPOKを訪ねて~

◇出発日:2024年8月12日(月)  
    (ツアー期間:8/12-8/17) 

◇ご旅行代金:288,000円 
※その他発生する費用がございます。募集ページの条件欄をご覧ください。
◇訪問場所:カンボジア・シェムリアップ
◇募集人数:10名前後

~みなさまのご参加をお待ちしております!~