サンタピアップの古川沙樹さんが
BS11「世界の国境を歩いてみたら・・・」にTV出演されました!



第59回 「国境紛争を経て新時代へ向かう国境「タイ×カンボジア」」
「世界の国境を歩いてみたら・・・」公式サイトはコチラ▼


 

はじめまして。
私たちはカンボジアと日本に拠点を置いて活動している団体です。
カンボジアとタイとの国境の街「ポイペト」で活動しているNGOを訪れたのが最初でした。
そこには厳しい現実がありました。それでも心豊かに生きている人たち。
彼らのことが忘れられず、いつの間にかカンボジアに行くことが私のライフワークになっていました。
2006年、ポイペトを訪れた際に 「いつも大切なことを教え続けてくれているカンボジアの人たちに対して、何か恩返しがしたい」と思い、 NGOで共同生活をしていた子ども達が作っていた 【ミサンガ】 を日本に持ち帰って販売し、売上金を子ども達のために使っていただくという活動を始めました。これが現在のサンタピアップの活動につながっています。
2009年、私はカンボジア・ポイペトに生活拠点を移し、サンタピアップの活動を行ってきました。
カンボジアの人たちと活動するうえで私たちが最も大切にしていること。
それは、「友だちになること」です。
これは私たちが尊敬する方に教えていただいたことでもあります。

友だちという関係は、一方通行の関係では成立しません。 お互いに尊敬しあえて初めて成り立つ関係だと思います。
生まれも育ちも文化も宗教観も違う私たち日本人が考える「幸せ」が必ずしもカンボジアの人たちにとっての「幸せ」だとは限りません。
サンタピアップはどんな時もカンボジアの人たちの声に耳を傾け、意見し合える関係作り(=友だち)に努力を惜しまず、活動していきます。
私は幸運にもカンボジアに出逢い、カンボジアという国でお世話になりながらサンタピアップの活動をしていく中でたくさんの出逢いや気付きがありました。 
この豊かな出逢いを大切に、またこれからの出逢いを楽しみに、いつも支えてくれている家族、友人、温かく受け入れてくれているカンボジアの皆さん…全ての人に感謝しつつ、今後もたくさんの人たちと繋がりながら活動していきたいと思います。 まだまだ未熟な私たちですが、これからもよろしくお願いします。



サンタピアップとは?

タイとカンボジアの国境の街ポイペト郊外の村で貧困などの問題を抱える子どもたちや、村の人たちの自立支援を行っています。 貧困問題に直面している人たちに、一方的にお金やモノを与えるのではなく、技術を習得していただき、自らお金やモノ、仕事を生み出す力をつけていただくことを目標に活動しています。

サンタピアップウェブサイト⇒ http://santapiup.com





活動内容


サンタピアップでは、貧困層の子どもたちの就学支援、村の人の自立支援・職業訓練の一環として、小物の製作をしています。
そのひとつが「クサエダイ」です。クサエダイとはカンボジア語で「手のひも」。
つまりブレスレット・ミサンガです。他にもネックレスやキーホルダーなどを製作しています。




売上金は全て、製作者のお給料や自立支援・職業訓練の運営費に充てさせていただいています。
作りては村の中でも特に貧困家庭の子どもや、親を亡くした子どもです。
私たちは、貧困の連鎖から抜け出すためには何よりも教育が不可欠だと信じて活動しています。
でも、貧困ゆえに、家計を助けるために外に働きに出、学ぶことをあきらめざるを得なかったり、学校に行くことを後ろめたく感じている子どもたちがいます。
そのような子どもたちが、親の経済状況や環境に左右されず、当たり前の権利として学校に通い学び続けられるようにお手伝いをしています。
具体的には子どもたちやその保護者と「学校をやめない(辞めさせない)」ことを約束してもらい、学業の空き時間に子どもたち自身でアクセサリーを作ってもらい、それらを販売し得た収入を渡すことで安定して学校に通い続けられるような仕組みを作っています。
素敵なものを作れた時、そしてそれを喜んでくれる人がいること、応援してくれる人が世界中にいること、これらは子どもたちの心を育てることにもつながると思っています。
 私たちは何よりも、「子どもたちが楽しく学校に通い続けられること」を大切に、これからも活動を続けていきたいと思います。



カンボジア 国境の町ポイペトで自立支援について考える5日間

現地で活躍する古川さんの協力のもと、新興国として急成長を遂げるカンボジアを肌で感じ、村人や子どもたちとの触れ合いを通じて、本当に求められる自立支援について考えます。