ピース·イン·ツアーは、カンボジア、ベトナム、ミャンマー、ラオス、教育旅行·スタディツアーの専門店です。

体験レポート



お世話になった皆様へたくさんの感謝の気持ちを込めて、
大塚めぐみさん企画、最後のツアー。

私には尊敬する大先輩がいます。大塚めぐみさんです。彼女は激動の1990年代から25年と半年間、旅行業に従事されました。2003年にピースインツアー・アンコール社を立ち上げてからの15年間は、共同代表であるカンボジア人のMrビチェとともに観光の街シェムリアップの地で歩んできました。

ピースインツアー・アンコール社が9月末をもってクローズすることになり、クメール(カンボジア)の神様、苦楽をともにしたスタッフたち、そしてこれまでピースインツアー・アンコール社を支えてくださったリピーターの皆様への感謝の気持ちをたくさん込めて、めぐみさん自ら企画したのが、”好き、好き、大好き!カンボジア めぐみさんラストツアー“です。めぐみさんの最後となるツアーを記録に残したいという思いで、私、オークンツアー 横須賀 愛はレポート係として同行させていただきました。
ツアーにご参加されたのは、めぐみさんが2003年に再創業する際に応援してくださった大リピーターの方々、めぐみさんとの出会いによってカンボジアが大好きになったリピーターの方々、カンボジアは初めてだけどめぐみさんのお話を聞いてみたい!と参加した方々など、18名の皆様。ご縁あって集った皆様のおかげでツアーを催行することができました。ご参加いただき、本当にありがとうございました。


ソマデビアンコールホテル&スパにてカンボジアの伝統舞踊鑑賞。


シェムリアップでご参加の皆様がご宿泊されたのは、クメール人オーナーの老舗ホテル、ソマデビアンコールホテル&スパ。初日の夜、めぐみさんとは十数年来の仲であるオーナーの特別な計らいで立派なステージが設営されました。かねてよりめぐみさんと親交のある元王宮専属舞踊団の踊り子ソッカン先生が、めぐみさんが帰国する前に大事なお客様がいらっしゃるのであれば、私が弟子たちを連れてホテルへ赴き、カンボジアの伝統舞踊を披露しましょう…とおっしゃってくださり、夢のような舞台が実現しました。


今から約40年前、カンボジア国民が同国民を虐殺した残酷な時代がありました。当時500人いたといわれる王宮専属舞踊団の踊り子たちも虐殺の対象となり、10人しか生き残ることができなかったそうです。その一人がソッカン先生です。ポル・ポト時代を生き抜き、平和な時代になってからは後継者を残そうと必死に伝統芸能を守ってこられた方です。
近年になってやっとその価値が認められ、国民栄誉賞が授与されました。芯があって優しく美しい彼女の歌声がレストランいっぱいに響きわたりました。ソッカン先生の生歌でお弟子さんたちが舞う優美な古典ダンス。まるで背景に王宮が見えてくるようで、あまりの荘厳さに鳥肌が立ちました。皆様は圧倒されながらも手拍子を。めぐみさんとソッカン先生の絆がなければ実現しえない素晴らしい時間でした。


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めぐみさんと世界遺産アンコールワットへ。

翌日は、偉大なる世界遺産アンコール・ワットへ。バスの中ではずっと立ちっぱなしでご案内されるめぐみさん。古代史から近現代史までのカンボジアの歴史を抑揚をつけながらドラマ仕立てにお話をされました。皆様、めぐみさんの一言一句にうなずきながらお話を聞いていらっしゃいました。そして、ときには感嘆の声をあげたり大声で笑ったりされていました。めぐみさんのお話を聞き逃すまいとメモをとる日本語ガイドたちの姿もありました。


1889年に護衛兵を付けながらアンコールワットを訪れた時、めぐみさんは「こんな巨石を積み上げた建物は宇宙人がつくったに違いない」と思ったそうです。そのお話はバスに乗っている皆様の期待感をさらに高めました。アンコールワットの第一回廊を見学する前に、木陰でめぐみさんのお話を聞きました。内容は第一回廊のレリーフに描かれた天地創造の物語。神々と鬼たちが力を合わせて世界に様々なものを生み出していく…というお話です。


抑揚のあるめぐみさんの話し方にそれを聞く誰もが一気に惹き込まれます。身振り手振りを交えながら演じる姿はまるで女優のよう。どうしてめぐみさんがお話するとイメージがわいてくるのか。パチンとはじけて天女が生まれるお話はまさに当時の様子が目に浮かび、舞台を鑑賞しているかのようでした。軽快なステップを踏むアプサラ(天女)が今にも踊り出てきそう!学者でもない、クメール人でもないめぐみさんがなぜこんなにも熱く壁画のひとつひとつを語っているのか。それはめぐみさんのカンボジアへの愛に他ならないと誰もが確信した時間でした。


アンコールワット見学の最後は、行程にはなかったサプライズが待っていました。めぐみさんとは十数年来のご縁がある上智大学アジア人材養成研究センターの三輪悟氏が現在は修復中で立ち入り禁止となっている西参道をご案内してくださいました。
三輪さんは大学時代に初めてカンボジアを訪れた際にめぐみさんと出会い、めぐみさんからたくさんのことを教わり、ときには厳しくお叱りを受けたこともあったそうです。三輪さんはとてもお世話になっためぐみさんへ感謝の気持ちを伝えるために自らお客様をご案内したいと申し出てくださいました。


遺跡修復現場でヘルメットをかぶって見学。大変貴重な体験となりました。同行したガイドたちも興味津々。
三輪さんのお話を熱心に聞いていました。




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アンコールワット・モイモイツアー3泊5日 アンコール遺跡観光は午前の涼しいうちに!午後はのんびり



サムロム村の生活をめぐみさんがご案内。


村の人口800人のうち300人以上が親戚というサムロム村へ。村へ向かうバスの中では、これから迎えてくれる村ガイドのサロンさんとの出会いについてをお話していただきました。
皆様を一番笑わせたのは、300人以上の親戚がみんな同じ頭のかたちをしているんですよ~!というめぐみさんの言葉。出会う人ひとりひとりに声をかけて、頭を見てくださーい!とご案内するめぐみさん。あちらこちらから、あ、ほんとだー!という声が聞こえてきて雰囲気がパーッと明るくなりました。



幼い頃は牛車に揺られて1日がかりでトンレサップの大湖まで行き、村で収穫した米や野菜と湖で獲れた魚や貝類とを物々交換していたというお話。日本ではトラクターをはじめ機械化されている農作業ですが、カンボジアではまだまだ牛の助けによって田畑を耕しています。バスの中で聞いたお話を思い返しながらゆっくりのんびり牛車体験。笑顔で手を振ってくれるクメールの人々の心の豊かさ。めぐみさんのおっしゃる通り、お金があったら幸せ、でもお金がなくても幸せ。


伝統楽器の生演奏をBGMにサロンさんのお宅でいただいたのは、日本のそうめんのような細さの米粉麺にココナッツたっぷりのカレーソースをかけたノゥムバンチョッと呼ばれるカンボジアの定番料理。サムロム村を訪れるツアーは、めぐみさんとサロンさんとのご縁により生まれました。村の豊かさ、カンボジアの人々の心の温かさを知ることができる体験ツアーとして大変好評です。



カンボジアの村の食文化も知ってほしいというめぐみさんの思いが伝わります。村一番の楽団が奏でる古典音楽を聴きながら、美味しい麺料理に舌鼓を打ちました。ガイド達も歌や踊りで盛り上げてくれました。
カンボジアの村の豊かさを知ってほしい、というめぐみさんの思いがたくさん込められた穏やかな時間でした。

【サムロム村を訪ねるツアーはこちら▼】
アンコールワットと村のぽかぽか家族を訪ねて3泊5日 カンボジアの田舎の村を訪ねるツアー



好き、好き、大好き!カンボジア
めぐみさんラストツアーをふりかえって(後編)へ続く>>