親子で体験!カオハガン島ツアー

~あなたはあなたのままでいい~
その人に必要なことを与えてくれる島、
カオハガン島で知った子育ての在り方~



愛ってなんだろう?そんな問いの答えを教えてもらえたと感じた、
フィリピン・セブ島にある、カオハガン島に子どもを連れて初めて行った時のレポートです。


もともとダイビングに興味があるわけでも、海が好きでもない私が、
とあるきっかけでフィリピンのカオハガン島に出会った。

「愛の島」ーカオハガン島。

どんな島なんだろう。ずっと気になっていた。


カオハガン島

● 孤独な育児と、消えないもどかしさ

2020年1月。新型コロナウイルスの感染が広がり始めた頃に出産した私は、
人との関わりを遮断された中で育児をスタートさせた。

最初の1〜2年は寝る時間もまともに確保できず、慢性的な寝不足と慣れない育児に疲弊する日々だった。

子どもが2歳になるタイミングで復職し、仕事と育児の両立が始まった。
帰宅後も座る暇はなく、目まぐるしく過ぎる毎日。気がつくと息子は、あっという間に小学校入学を1年後に控える年齢になっていた。

どうしても手が離せない業務が生じる仕事柄、育児を電子機器に頼らざるを得ない場面も多かった。

東京在住の身でも、可能であれば、なるべく外で遊ばせてあげたいとは思う。

しかし、春は花粉、夏は猛暑、冬は寒波……。

息子自身もあまり外に出たがらない。

「外で思い切り遊べる時期なんて、一年のうちにほんの少ししかないよね。」

そんなもどかしさを抱え、ワンオペ育児に追われていた時、
たまたま仕事のご縁で出会ったのがカオハガン島だった。

「何もなくて、豊かな島」。
・・・何もないのに、豊かなのか?


カオハガン島

その言葉に触れた瞬間、疑問が次々と溢れ出た。
同時に、その「豊かさ」の正体を知りたいという強い衝動に駆られた。

カオハガン島のスタディツアーは過去、これまでさまざまな旅行会社にて実施がされ、通算10年以上のツアーの実績がある。

カオハガンから帰ってきた方々の感想は、どれも素晴らしいものばかりだった。

どうやら、ここでしかできない体験が、訪れる人の心を「変えて」しまうようだった。

「変えて」というよりも、人間の原点に触れることで、
本来の自分自身へと戻っていく……そんな感覚に近いのかもしれない。

参加者の感想を読んで、より興味がわいてきた。


そのころの息子は、YouTubeやゲームなどテレビの前で過ごす時間が長くなっていた。

テレビの全てが悪だとは思わないけれど、「なんとなくこのままではいけない……」


そんなことを考えていた矢先、何か変わるきっかけを作りたいと、カオハガン島に連れて行こうと決めた。

6歳の子どもの小さな瞳に、カオハガン島はどのように映るのだろうか。
親として単純に興味があったし、小学校に上がる前に世界に触れる体験をさせてあげたかった。

そんな期待を漠然と抱いて、初めて親子で海外旅行に出ることを決めた。

「決めたらやってみる!」というのが私のモットーなので、
なんとなくの感覚で決めたこの旅の準備が始まった。


 

● 渡航前の不安

楽天家な私と、石橋を叩きすぎて壊すレベルの超・超・超心配性な夫(笑)

我が家は家庭の事情で全員が家を空けることができないため、今回の旅行は私と子どもの二人旅(夫はお留守番)となる。

それを聞いた夫は、絵に描いたような大パニックに陥った。

「飛行機に乗ったことがない子を、機内に5時間以上も乗せるなんて絶対無理だ!」

夫の言い分はこうだ。

「なんとかなるでしょ!」と楽観的な私に対し、
夫の頭の中はすでに【機内でギャン泣き・周囲の冷ややかな視線・密室で孤立無援の妻と子】という地獄のシミュレーションでいっぱいだったようだ。

話し合いは完全に平行線のまま、一歩も前に進まない。

『カオハガンに行けば、何かを得られるかもしれない・・・』

その漠然とした「何か」の答えを探したくてカオハガン行きを決めた私にとっては、そう簡単に渡航をあきらめることは出来なかった。

夫の猛反対を受け、話し合いが平行線をたどる中でも、
私の心の中にはどうしても譲れない強い思いがあった。

ただの「物見遊山の観光」であれば、夫の剣幕に押されて「じゃあ、また今度ね」と引き下がれたかもしれない。
しかし、今回の旅は私にとってそれ以上の意味を持っていたのである。

その後、夫婦で何度も打ち合わせを重ねて、
子どもの安全対策をしっかりするということで、夫婦同意の渡航が決まった。

さて、行くと決まったら旅の準備を始めよう!!

……とは言ったものの、確かに夫の言う通り、
海外にも飛行機にも乗ったことがない子が飛行機に乗ることなんてできるのか。

ましてや5時間半の中距離フライトなんて…。

家だとテレビを見る以外には座っていられることがない。
そんな子が、5時間以上を機内で過ごすことがイメージできず、少し不安が募る。

ネットで「子連れ 飛行機」と検索し続ける毎日。

ネットを叩けば、先輩ママたちのリアルな体験談や機内対策が溢れている。それは本当にありがたく、心強い情報ばかりだ。

しかし、貪るようにそれらのブログを読めば読むほど、ある現実に行き着くことになる。

結局のところ、どの対策の末尾にも、見えない文字でこう書かれているのだ。

「※ただし、その子次第。」

我が子にハマるかどうかはフライト当日になってみないと分からない。
100人の子どもに効いた方法が、我が子に通用する保証はどこにもないのだ。

雲の上を飛び立つイメージを伝えては、子どもの気分を盛り上げ、
iPadには動画を詰め込み(結局、デジタルの力に頼る母 笑)、

更にはトランプ、シールブック、塗り絵……etc!

「備えあれば憂いなし!」と詰め込んだ結果、なかなかの大荷物になっていた(笑)。

そして、何といっても「何もない島」という存在が未知すぎた。

電気がない、水が貴重な場所でどうやって過ごせるのだろうか。
そして何より「食事が合わなかったらどうしよう」「病気になったときはどうしたらいいのだろう」と、
親だからこそいろいろなリスクを想定して不安になる。


カオハガン島の自然

いろいろと調べてみると、カオハガン島には保健センターがあるけれど、
もし病気になったら、セブの病院にいける環境が整っていてセブ島の病院は、医療設備の整った病院もあるようだった。
(日本語での診察ができる病院もある。)

食事に関しても、フィリピンは日本と同じ味付けの調味料を使っているので食べやすいらしい。
また、カオハガン島の食事は、衛生面もしっかりと管理され、新鮮な油(ココナッツオイル)でご飯を作るので安心だそう。
お米の文化の国という事も良かった。

カオハガン島の朝食(一例)

自分ひとりだけの渡航であれば楽なのに、
子ども1人増えるだけで、タスクと心配が倍増!!(笑)

小さい子どもを連れての海外旅行ってこんなに大変なんだなと、実体験として感じる。

旅の前の情報収集は、とても大切だ。

カオハガン島には日本人スタッフ(ゆうこさんとよしえさん)がいるので、
困ったことがあればいつでも相談に乗ってくれる環境があった。

結局、日本食を大量に持ち込み、病院も徹底的に調べ、
保険もばっちりにして、ようやく渡航の前日を迎えることに。


 

● 空の上で見た、新しい世界への一歩

そして、出発当日!この日の天気は晴れ。
母親の心配をよそに、あまりの晴天になんだかふっと気が抜け、
「どうにかなるだろう……」と思えて、リラックスした状態で出発。


成田空港で出発前の1枚!

今回利用したのは「フィリピン航空」。小さい機材でありながら清潔感があった。
何とも陽気でかわいいCAさんがお出迎えしてくれた。


この美人CA(フィリピン人)が優しかった!

定刻通り(ON TIME)に出発。なかなか飛び立たない飛行機に、子どものワクワクがとまらない!☺

「子どもは耳抜きがあまりうまくないのでしっかりと対策を!」と保育園ママにアドバイスをもらっていた為、
グミや飴、ストロー付きの飲み物、イヤープレーン(耳の気圧を調整できるもの)まで新調して準備万端!


エコノミークラスは広々!

ついに離陸。段々と空に向かって加速する機体に、子どもはキラキラした目で外を見ている。


ワクワクがとまらない!


「雲の中に入ったよ~!!」

と初めて雲を近くでみる息子の楽しそうな姿を見て、
出発数十分で「ああ……来てよかった」と感じ始めていた。

機体が上昇を続け安定すると、すぐにシートベルトサインは消えた。
何が功を奏したかはわからなかったけれど、耳は痛くならなかった様子。

サインが消えてすぐ(15時すぎ)に、昼食とも夕食ともとれないおやつ時間にガッツリの機内食が!
子どもには「チャイルドミール」という子ども専用の機内食の準備が可能。(事前リクエストは必要です!)

ちなみに、アレルギー対応のピーナッツ除去もできるそう。
(ただし100%の除去は難しいとのこと)。


チャイルドミール(成田→セブ便)

昼食を楽しんでいたら、離陸からすでに1時間が経っていた。

「あと4時間半、行けるかも?!」

iPadの動画にもお世話になり、映画を見たり、持ってきたマイトランプをしたり、
シールブックを使ったり、最後は昼寝をしたりしているうちに、あっという間に機内での時間は過ぎていく。


機内ではダウンロードをした動画を鑑賞 
※機材によっては、エンターテイメントモニターあり


極狭トランプもなんだかんだ面白かった!

しっかりと準備をしたのが良かったのかもしれないけれど、意外に5時間半はあっという間だった。

着陸寸前に昼寝から起きた息子。キラキラと光るセブの町に大興奮だった!

心配と不安がいっぱいだった飛行機移動は、全然大丈夫だった。

空港内での入国審査を終え、現地通貨へ両替(異国の通貨に興奮!)を済ませて、
この日はセブ市内のホテルへ向かう。まだにぎやかな街を車窓から眺めながらホテルを目指す。

この日のホテル到着は21時頃。時差は1時間あるので、日本時間では22時。
緊張とワクワクで疲れたのか、シャワーを浴びてすぐに就寝。


 

● ついにカオハガン島へ!

次の日は、ホテルで朝食をとったのち、8時出発でカオハガン島へ向かう。

カオハガン島までは船(バンカーボート)での移動が必要で、港までは車で30分の移動。


昨日の到着は夜だったので町の雰囲気がみれず、昼の町の景色に、息子は興味津々!

日本では絶対にありえない、トラックの上に乗っている人(ドアが半分壊れている!)や、
バナナだけを売っているお店、日本と同じセブンイレブンもある!!!






……なんてそんな発見も、やはり初めて海外に来た子どもには面白いようで、興奮しながら港を目指す。

地元民の多い、何もない港だったけれど、なんだか気持ちの良い風が吹いていた。


港では、カオハガン島のスタッフが迎えに来てくれた。

特に名前を書いたボードを持っているわけではないのに、
カオハガンの島民の方々には、私たちがカオハガン島に行く人だとわかるらしい(笑)。

荷物もひょいひょいと持ち上げてくださり、何ともスムーズな乗船。


島民たちの手際の良さに驚き!


危ないと観光客が感じるポイントでは、島民の方がひょいと子どもを抱っこして誘導してくれる。


『なんだかすでにうまく言葉に表せない、安心感』

この日は潮が低かったので、船の移動は1時間を予定。(潮が高い日は30分で移動できる!)


セーフティジャケット(子ども用)もしっかり完備!


バンカーボートでの移動、船に乗り慣れていない子どものために酔い止めなども用意したけれど、
想定していたよりも全然揺れなかった。
島民のみなさんのリラックスした雰囲気が、より船旅を安心させてくれたのかもしれない。

いろいろな島を横目に見ながら「カオハガン島はあれかな?これかな?」なんて話をして、
途中でおやつタイムなども挟み、あっという間に島に到着。


カオハガン島をみっけ!

この日は島に入る直前で、小舟に乗り換えて移動。
※潮が満ちているときは乗らないこともあるそう。

ここも大変スムーズだった。舟の到着と共に、島ではカオハガン島のスタッフがお出迎えしてくれた。


「ああ、ここがカオハガン島だ!」

ー東京から約3,500km離れたカオハガン島についに上陸した!


カオハガン島に到着する前から、子どもにはこの島のことをしっかり知ったうえで渡航してほしいという、親としての強い思いがあった。
そこで、島のオーナーである崎山(サキヤマ)さんのカオハガン島に関しての絵本『南の島の暮らし』を事前に購入し、
出発前の1週間に何度も何度も読み聞かせをしていた。


﨑山さんが2014年に書いた本



特にこのページをとても気に入っていた。
(※ただ、現在はクイナはいなくなってしまったそう。)

もともと生き物に興味があった息子は、
「この本に書いてある生き物を自分で発見するんだ」と入島早々、気合十分の戦闘モード。

着いてすぐに、マイ虫取り網を取り出し、生き物探しを始めた。


虫との出会いに興味深々!

親としては「まずは挨拶をしてから」と注意したくなるところだ。

しかし、そんな息子を見て、カオハガンハウスのマネージャーである佑子さんは、笑顔でこう言った。

「この姿こそが、子どもの本来の姿ですよね」

・・・衝撃だった。本当に衝撃だった。

会って数秒の、挨拶もしない息子をそのまま受け入れてくれている。


「愛の島」――それは、ただそこにいる人を認め、
「そのままでいい」と肯定してくれることなのかもしれない。


島に降り立ってわずか5分で、その愛の形に触れた気がした。





 

● カオハガンのなぜに迫る!

 
カオハガン島は、記憶に新しい1990年代頃まで、ほとんど現金を使わず、物々交換を中心とした暮らしが営まれていたとされている。

現在では貨幣経済が浸透し、お金を使う生活が当たり前になっている。
それでもなお、自給自足の精神は根付いており、人々は太陽とともに目を覚まし、
自分たちの食べ物の一部は自分たちで海に行って捕り、働きすぎず、仕事が終われば仲間と語らいながら過ごしているそう。

絵本によると、15歳で生きていく術をすべて身につけられ、自分たちだけの力で生きていくことができるようになるそう。
そんな生活の中に貧富の差はなく、困った時は助け合うのが当たり前だ。

島全体が一つの家族のような温かさ。
子どものころに祖父母の家に遊びに行った、あの感覚に似ていると感じていた。

道を歩けば島民が笑顔で迎え入れてくれる。


カオハガン島の子ども達


その光景を見ているうちに、私の心にまとっていた「こうあるべき」という鎧が、溶けていくのを感じた。

「誰かと比べる育児」や「親としてしっかりしなきゃというプレッシャー」。

そんなことは、島の人たちはまったく気にしていない。
私の育児を評価する人なんて誰もいないのだ。

「あなたはあなたのままでいいんだよ」

島に流れる空気が、そう語りかけてくれているようだった。

何百人規模の人に、無条件に自分を認めてもらえる、こんな場所が他にあるのだろうか。
ましては、今の日本社会のコミュニティにこんな場所はあるのだろうか。


カオハガン島の子どもたち

カメラ以外の電子機器から離れて過ごすこの環境、着飾らない自分、そしてありのままを受け入れてくれるこの環境。

「何もしない」時間に身を委ねるその瞬間が、心をゆっくりと、そして確かに晴れやかにしていった。

この島で感じたこの安心感が、より島での滞在を充実させてくれたように思う。


広い海と楽しいひと時

子どもはというと、それはそれはのびのびと楽しそうに過ごしていた。
日本にいた時の人見知りが嘘のように、カオハガンで出会う新たな「発見」に胸を躍らせ、
どんどん開放的になり、挑戦する姿が見られた。

人生初の木登り。

最初は怖がっていたけれど、あっという間に「やってみる!」→「できた!」の繰り返しで、どんどんできるようになっていく!

「できるようになったよ!見て、見て!」と私に話しかけてくる顔が、太陽と同じくらいまぶしく光って見える。


木登りに初挑戦!

そして、そんな姿をカオハガン島のスタッフさんはしっかりと受け止めてくれている。
その安心感は子ども自身が一番感じていたと思う。

カオハガン島には車がないので、交通事故とは無縁の世界。
そのため、どこを走り回っても大きな事故にあう可能性は限りなく低い。


現地の子どもたちも一緒になって楽しんでいる

木登りの練習をする中で、ぶつけて擦り傷を作ることはあったけど、そんなことは気にも留めず、
次々に子どもが自分自身に課した課題を楽しそうにこなしていた。
(もっと高い所に登ってみる、次はこうやってやってみようなど)


どんどん「できる!」が増える瞬間

子どもってこんなに開放的になるのだな……と、
日々、危険から遠ざけて過保護な親になっている自分自身に気づかされる。




携帯電話がない夜は「なにもすることないかな……」と思っていたけれど、実際は全然違った。
綺麗な夕日を眺めたり、電気がないからこそ綺麗に輝いて見える星空を眺めたり。

夜になると活動を始める、ヤドカリや東南アジアの一部エリアでしかみられない
トッケーヤモリを見つけることができたこともなんだか特別な時間だった。


夜になると出てくるヤドカリに大興奮!


虫好きの息子が生まれて初めて見たトッケーヤモリ!


スタッフさんも一緒に探してくれた


その日の天気によるけれど、東京では見る事の出来ない満天の星空や地平線に沈んでいく夕日。

ここにある自然は何よりも美しかった。

東京では、目まぐるしい毎日に追われ、いつも何かに急かされるように過ごしていた。
こうしてゆっくり空を見上げるのは、いったいいつ以来だろう。そんなことをふと思った。

『効率よく』そんなことばかり考えていた子育てとは真逆の空白の時間。
わたしは何をそんなに焦っていたのだろう……そんな肩の力が抜けた1日目だった。


満天の星空、夕日と朝日、キレイ~!

 

● カオハガン島で1日が始まる

次の日の早朝は、太陽が昇り、鶏のコケコッコーという目覚ましで目が覚める。
しっかりと寝て、自然と目が覚める朝は非常に気持ちが良い。

朝食前の潮が引いた海で、磯探検をしてみた。
磯探検は、島民がエスコートをしてくれる。


今回ご案内をしてくれたのはオロイさん

磯の中から、まずは「これ」を採る体験。

 
結構大きい「ナマコと呼んでいたもの」

島民に「これは何?」と聞くと、「ナマコ」とのこと。

初めて見る生き物に興味津々の息子。島民と一緒にたくさん採った。

そして、この日の朝食にしっかり出てきた「ナマコ」とみんなが呼んでいたもの。

…実はこれはナマコではないことが判明!味はコリコリして美味しい。

こいつの正体は、ぜひカオハガンに行って確認してほしい(笑)。


「ナマコ」と呼んでいたものを使った料理


私たちと同じタイミングでたくさんの島民たちと犬たちも海に来ていた。
みんな朝から食べるものを探しているらしい。


海風にあたりながら、犬たちも気持ちよさそうだった。
(カオハガンの犬たちは本当に人懐っこくて可愛かった…♡)


島民たちは貝を探していたようだった。
特にこのハート形の貝は特別だそうで、島民たちは見つけたことを嬉しそうに報告してくれた。



朝からなんと気持ちが良いのだろう。

カオハガンでカニを捕まえると、日本にいるときから意気込んでいた息子だったけれど、
実はこの時点でまだカニを見つけられておらず……。

この機会に、島民と一緒にカニを見つけることになった。

ここの砂浜にカニがいるらしい。

でも、どこにいるかはさっぱりわからない。

一緒に潮歩きをしてくれたオロイさんが何もない砂浜から
「ここにいる!」といって穴を掘りだした。


え?なんでわかるの!?と驚いている息子!

しかも結構深いところまで掘らないと出てこないのだとか!

オロイさんは、この何もない砂浜から「ここかな?」というところに目星をつけ、

掘ってみると、ポーーーーンッとカニが登場!


カニGet!!!

「ええええ!?なんでわかったの?!」という驚きと、
長年培ってきて身についた、島民の「生きる力」に、
親子で圧倒されっぱなしだった。


 

●異国の暮らしを知るホームビジット体験

他国の暮らしを体験することは、息子にはどんな風に映るのだろうと思っていた。

この日は、受け入れてくれたお家のご家族と一緒に釣り体験。舟に乗って近場まで向かう。
※船で海に移動するといっても、大人が足のつく深さの海なので、小さな子でも安心だった!


ホームビジット家庭の子と一緒に釣りへ!

どうやって釣りをするのかと思ったら、小さなヤドカリを探し、それを糸にひっかけてエサにして釣るのだと……。
糸に餌を付け、それをそのまま海に投げ入れる!釣り竿は使わない。・・・なんと原始的。

子どもたちはひょいひょいと魚を釣っていく。


魚釣りの様子

船を操縦、この家族のイケメン父ちゃんはひょいと海に潜り、
仕掛けていた網から次々と魚を回収していく。

カ、カッコイイ・・・!!
その逞しさに言葉を失った。

子どもたちは学校で教えてもらったのか、私たちに「大きな栗の木の下で」を歌ってくれた。

一緒に船の上でシャボン玉で遊んだりして、楽しい時間を過ごす。

色鮮やかな魚たち、広い海、気持ちの良い風。何とも言えない温かい時間がここに流れていた。


シャボン玉は大盛り上がり!

暮らしの違いを感じた息子はとても驚いていたようだったけど、
日本の暮らしとフィリピンの暮らしの違いを発見する事を楽しめていたように思う。


●ついに帰国

私の仕事の関係で帰らなくてはならなかった私たちは、午後にカオハガンを出た。

私たちが見えなくなるまで手を振ってくれたカオハガンハウスの佑子さんの姿と島一面が、なんだかとてもキラキラ光って見えたのは、ここでの体験が自分にとってかけがえのないものになったからだと思う。



成田に向かう飛行機で、

「本当に来てよかった!!」

と、親子共々、大満足な旅となった。

安心と安全の「愛の島」、カオハガン島。

多くの親子に、ぜひこの場所を体験してもらいたい、と強く思った渡航だった。

カオハガン島は、その時、その人に必要なものを、自然とのつながりの中でそっと手渡してくれる。
それが、この島の時間。

またいつか、あの“時間”に会いに行きたいと思う、
そんな豊かな親子旅になった。



 追記:

日本に戻ってから、公園で砂遊びをしていた時のこと。
それまでのおままごとは「魚を焼く」ところから始まっていたのに、
帰国後の息子は「まず海で魚を釣る」ところがスタートになっていた。

カオハガンでの体験が、彼の中で確かな「学び」として根付いていることを実感した瞬間だった。


カオハガンキルトのTシャツがお気に入り。

そういえば、カオハガンの食事は本当に食べやすかったな~。
あれほど心配していた食事も全然、問題なかった。
聞いていた通り、本当に美味しく、食べやすく、偏食気味の息子も驚く程、よく食べていた。
(むしろ日本にいるときより食べていたんじゃないかと思うくらい食べてた。)

カオハガンハウスでフルーツにも挑戦したけれど、おなかを壊すことがなかった。

過去に実施されたツアーでも「おなかを壊す人が出たことない!」と聞いたことがあるけれど、本当に納得。

心配してたくさん持参した日本食も、全然食べる機会がなかったなあ。


書いた人:スタディツアー担当 小林







※今回のレポート作成にあたり一部の写真をカオハガン島よりお借りしています。






このブログは「親子で発見!フィリピン・カオハガン島
何もなくて豊かな島の秘密を探る7日間」の一部を体験したレポートです。
ツアーの詳細はこちらからご覧いただけます。