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カンボジア特集

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バプーオン寺院[カンボジア・アンコール遺跡]

バプーオン遺跡(カンボジア)
▲バプーオン寺院

写真・文:カンボジア現地法人スタッフ

「隠し子」の意味を持つバプーオン遺跡


カンボジア現地より、シェムリアップのバプーオン寺院の修復終了に関するニュースが届きました。
これまで長い期間に渡って修復されてきた、アンコール・トム内のバプーオン寺院が修復を終え、一般公開されることとなりました。(※記:2011年11月)

バプーオン寺院は11世紀に建造されたと言われており、隠し子と言う意味をもつ、ピラミッド型寺院です。 長い空中回廊を経て、中央へと導く形はアンコール・ワットに通じるものがあり、これ以前のピラミッド型寺院の正当進化とも言えます。


バプーオン遺跡(カンボジア)

中央祠堂

まずは寺院に辿り着くまで約200mある空中参道が続き、アンコールワット造営の寺院建築の試作になったと言われています。他の遺跡に比べてしっかり修復されており、王が通った時代の空気が感じられます。
※中央祠堂へは南側からと北側から階段が設けられていますが、勾配が急なため、上り下りにはご注意ください。

バプーオン遺跡(カンボジア)

隠し子」伝説の壁画

次に、階段を登った第2回廊、西側の壁面にある「隠し子」伝説の壁画(写真左)です。 伝説については、ガイドブックなどを参照頂くとして、全体的にデフォルメされたコミカルな絵柄ながら、当時の悲壮感をよく表している壁画が多く残っています。

バプーオン遺跡の寝釈迦像 (カンボジア)
▲西側壁面の全体を使った寝釈迦像

最大の見どころは、14世紀に作られたと言われる西側壁面全体をつかった寝釈迦像です。

幅約70m、高さ約3,5mもある、巨大な寝釈迦像は、顔はぼんやりと捉えることができる程度ですが、全体像が把握でき、当時の宗教への関心の高さが伺えます。 この寝釈迦像の裏側の回廊は歩くことができ、ラーマーヤナの壁画も見られます。

大変興味深い寺院建築で、アンコール地域の主要遺跡に残る壁画を見て、なお興味のある方、遺跡地域を3回、4回と渡航されたことのある方にはとてもお勧めの遺跡です。


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