体験レポート

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ルアンパバーンからタイ国境まで優雅にメコン川クルーズ


旅のルート(概略図)

◆ルアンサイクルーズ
さて、メコン川を船で移動するときにいくつかの選択肢があるのをご存知でしょうか。例えば、8人乗りの高速ボートで1日でファイサーイ~ルアンパバーン間を移動する「スピードボート」。競艇型のボートで爆音を立てながら凄いスピードで進むためアトラクションのようで楽しそうですが、実は危ないという噂も・・・。もう一つは、経由地であるパークベンで1泊して2日間かけて移動する「スローボート」。こちらはボートのサイズもピンキリで大きいタイプだと40人くらい乗ることが出来ます。但し、ほとんどのボートのタイプは狭い席に2日間座りっぱなしなので、窮屈感があるとの意見も・・・。

そんな中、今回お世話になるのは「スローボート」スタイルで2日間かけて移動するルアンサイクルーズです。フランスに本社があるルアンサイ社はホテルやクルーズ船を経営する老舗ブランドです。乗船するは「パクウー号」。34メートルの長さを持つ特注の豪華船はメコン川の水位の変化に対応出来るよう平底の貨物船スタイルになっており、ゆったりとした船内の配置やきめ細かいサービスで、のんびりとホテルで過ごしているような2日間を過ごすことが出来ます。


◆早朝のルアンパバーンを出発

朝6時過ぎにホテルを出発。早朝のルアンパバーンはとても静かで、独特の雰囲気があります。車でカラオホテルの前にある船乗り場へ移動して、眠い目をこすりながら受付を済ませると乗客はまだ誰もいない様子。一番乗りは嬉しいのですが、それならもう少し寝ていたかったという気持ちもあり、少々微妙な気分です。

ですがせっかくなので誰もいない船内に乗り込むことにします。乾季の時期は水位が下がっている為、乗場までの階段が長く、朝露で少し滑りやすいので注意が必要です。やっかいなスーツケースはポーターさんが運んでくれますので助かりました。船内は落ち着いた木目調の作り。なんとバーカウンターがついています。席は自由席なので好きなところに座ってOKです。するとスーツケースを船内に運んだポーターさんが、この荷物を1泊目のホテルに積み込むかどうかを聞いてきます。実はあまり大きな荷物だとホテルへ運べないので、基本的には1泊分の荷物を別に分ける必要があるのです。今回はあまり大きくない40のスーツケースなので「ホテルに運んで下さい」とお願いしました。

6:30、集合時間です。スタッフが船に乗り込みます。そして他の乗客の人たちもボチボチにとクルーズ船に乗り込みはじめます。今回は欧米のご夫婦3組、日本人のご夫婦1組、そして私の9名での2日間になるようです。よろしくお願いします!
6:50、全員の荷物の積み込みが終わり、エンジンがかかると何だかワクワクしてきます。辺りはまだ少し薄暗い状態ですが、いよいよ出発です。


7:00、インストラクションが始まります。船内の真ん中辺りに集合します。英語を話すラオス人のガイドさんが、船内の説明、とキャプテンの紹介、メコン川の概要と2日間のスケジュールなどを説明をしてくれます。説明によると長距離移動の為、運転手は2名体制で運転してくれるとのことでした。安心です。
メコン川と言えはチベット高原に源流を発する全長約4,350kmの国際河川ですが、そのうちラオスを流れている部分は約1,900km。今回は2日間かけて約140km程度ですから、やはりメコンは壮大だなと改めて感じることが出来ます。ついついメコン川を全て水路移動してみたいと思ってしまいますが、所々にダムがあるなど色々と難しいようです。

説明が終わるとバーカウンターに朝食のセットが並びます。船内がレストランに早変わりです。バイキングスタイルになっているので、好きなものを取って構いません。私はクロワッサンにマンゴー、スイカ、そしてコーヒーを頂くことにしました。



朝食後はフリータイム。日の出前ということもあり風が冷たく、まだ寒さが残ります。ラオスは東南アジアの国ということで「暑い」というイメージが強いですが、山岳エリアや盆地のエリアは朝晩の冷え込みがあり、クーラー設備のない宿なども結構あります。北部に行く際は時期を問わずに上着が一枚あると便利です。また細かな気候に対応するためにも重ね着も有効です。もし上着を忘れた場合にはルアンサイクルーズでは船内にポンチョが置いてありますので、スタッフに声をかけてお借りしましょう。すっぽりと頭からかぶるととても暖かいですよ。

7:30、左手におぼろげながらも朝日が見えてきました。ようやく夜明けです。こういう景色を船内から堪能できることも楽しみの一つですね。

◆パクウー洞窟観光

8:20、パクウー洞窟到着。5分前には到着コールをくれるのでのんびりしていても大丈夫です。船を降りていざ洞窟へ!パクウー洞窟はルアンパバーンから約25kmの距離ということもあり、観光名所として混み合うのですが、出発が早いおかげで他に誰もいない貸切状態でした。早起きは三文の徳です。
まずは第一の洞窟「タム・ティン・ルム」。ガイドさんが洞窟の説明をしてくれます。洞窟の中には約4000体もの仏像が置かれており、仏像の数は近隣の村人たちによって自然に増えていったそうです。仏教国ラオスの信心深さを感じることが出来ます。

そしてせっかくなのでもう一つの洞窟「タム・ティン・トュン」も散策しました。200段くらいの階段を登る必要があるのでフリータイムにして希望者のみ。せっせと登るとさっきまで寒かった体からじわりじわりと汗が出てきました。暑い!この気温差は要注意です。洞窟の中はまだ涼しいのですぐさま洞窟へ。こちらの洞窟は横穴に伸びていて、奥にひっそりと仏像が並べられておりました。雰囲気の違う2つの洞窟を味わうことが出来ますが、洞窟内は空気が篭っているのであまり長くはいない方が良いかもしれません。


09:00、パクウー洞窟出発。風がちょうど心地よくなってきました。しばらくは何も考えずにメコンの景色をのんびりと堪能です。あいにく今日は霧が晴れない様子。残念です。パクウー洞窟を越えてから岩場が増えてきたように見えます。岩場からは所々で滝が出来ていました。メコン川と言っても色々な景色があるようです。

11:50 船上でランチ。再びカウンターがレストランに早変わり!豚鳥魚の三種類の煮込みと生春巻きです。いたれりつくせりですが、2日間あまり動かないので太りそうです。ちょうどランチの時に、前方から見覚えのあるボートが見えてきました。ファイサーイから逆ルートで進むルアンサイクルーズの船です。一瞬だけですが、すれ違いにお互い手を振ります。

さて食後のコーヒーまでしっかり味わった後は、クルーズ船からメコンの景色を楽しみます。今日は川沿いに象さんもいましたよ。何でも象乗り用の象さんが休憩がてらに川に来たとのこと。しかし、カメラを取り出す頃には景色はボートの後ろの方へ・・・、スローボートと言えど、シャッターチャンスはあっという間に過ぎてしまいます。

◆上陸観光!メコン沿いの村へ 

13:10、メコン川沿いの村の前で停船。10分前に到着コールがあります。どこに村があるのだろうと探しましたが、今は水位が低いので、砂浜の上の方にかすかに村が見える程度でした。訪問する村はメコン川の状況によって変わることがあるそうです。

それでは貴重品、カメラ、帽子を持っていざ上陸です。まずは砂浜をゆっくり歩きます。砂の感じが川沿いというよりは海岸を歩いているようです。思ったよりも滑りますので、サンダルではなく歩きやすい靴の方が無難です。歩きやすいようにと、竹で作った滑り止めが所々にあるので、足をかけてゆっくり登ります。
約5分ほど砂浜を歩くと村の入り口に到着です。まずは広場にて村の由来、立地、民族や生活について説明をしてくれます。この村はBAN・BAW(バウ村)と呼ばれ、600年前から存在しているそうです。昔は色々な民族が混在していたそうですが、現在はラオス国民のおよそ70%を占める低地ラオ族が暮らしています。民族が違っても一緒の村で生活すると段々と生活習慣が似てくるそうです。

説明の中には村の生活を守るための注意事項もあります。お金をあげないこと、買い物をする時はガイドさんに声をかけてから買うことなどです。私達にとってはお小遣いの範囲の金額としても、村の生活を乱すことになる場合があるからだそうです。相場として村で織られた布は1つ6ドル程度とのこと。



説明の後は全員一緒に村の奥まで散策します。途中で機織りの様子やラオス焼酎「ラオ・ラオ」の製造を見ることが出来ます。試飲も可能です。ラオ・ラオはラオスの伝統的な米から作る焼酎で、カメで発酵させて後は、ドラム缶で蒸留します。目の前のドラム缶を見る限りだと飲み物を造っている感じがしないのですが、これこそ村の暮らしですね。

一番奥まで歩くと別の民族・カム族の家がありました。但し3年前にカム族はお引越し。今はもっと山側に住居を構えているそうです。 
帰りはフリータイムで各自ボートまで。振り返ると女性達が一列に座って布を広げていました。道が市場に早変わり!村人のたくましさにガイドさんも少しびっくりした笑顔を見せていました。



◆パークベン、ルアンサイ・ロッジ

14:00、村観光の後は、再びボートでパークベンを目指します。勿論3時のおやつ(バナナ!)もついてますよ。この頃には外が暑いので、風が気持ちよいくらいです。あまりの心地よさに眠くなってくる人も・・・
 いくつかの村を越えてパークベンが見えてきました。到着前にはホテルのゲストカードが配られますので、チェックイン用に記入しておきます。

パークベンはファイサーイ~ルアンパバーン間の経由地になりますので、村の船着場にはたくさんのスローボートが船着場に止まっていますが、ルアンサイクルーズは一味違います。直接、宿泊地であるルアンサイ・ロッジの前に止まります。それでは忘れ物がないように下船します。ロッジへ運ぶ大きい荷物はポーターさんが運んでくれます。船に残しておく荷物も一晩中、見張りの方がいるそうなので安心です。

やはり乾季なので水位が低く、降場からロッジまで少し歩きます。ちょっとした距離ですが砂場で足を取られるので、汗をかきます。レセプションフロアまで上がると冷たいおしぼりとウェルカムドリンクのお出迎えがありました。ありがたい。イスに座ってドリンクを飲んでいると、その間にガイドさんがチェックインの手続きを済ませてくれたようで、ホテル案内と明日の出発時間を説明が始まりました。説明が終わると鍵を受け取り解散です。



ルアンサイ・ロッジはレセプションとレストランを中心に横長に広がっており、伸びた通路の両側に各お部屋(ロッジ)が点在しております。それぞれの部屋は独立している為、壁の向こうがお隣の部屋ということもなく、開放感がありました。お部屋の中は木材の落ち着いた雰囲気で統一されており、一人ではもったいないくらい広々としてます。夕食の時間まで少し時間がありますが、周りには何もないのでお部屋とテラスでくつろぐことにします。



19:00、夕食。メニューはラオスと西欧のミックス料理。時間をかけて1品ずつ出てきます。一人で寂しく食べていたら、日本人のご夫婦が声をかけてくれました。お二人はファイサーイについたらそのままタイへ入国してチェンライの山岳地帯へ出かけるそうです。こういった食事は誰かと会話をしながら食べる方がおいしさが増しますね。
しっかりと食べた後は、お部屋で寝るだけです。1日目は無事終了、お疲れ様でした。



◆2日目スタート、パークベンを出発!
いよいよ2日目です。もし朝早く起きることが出来れたなら、是非、朝市へ。ロッジから片道20分程度歩きますので、出発時間からしっかり逆算してご準備下さい。また、日の出前で暗い場合は懐中電灯をお持ち下さい。村の人々の為の市場なので、観光客が買うものは特にないですが、そのやりとりを見ているだけでとラオスの生活がぐっと近くなります。



ついついゆっくり朝市から戻ったら出発まであまり時間がないことに気づきました。慌ててレストランで朝食を食べてチェックアウトし、ボートへ乗船。
7:05、パークベン出発。昨日と同じく朝は寒いので、長袖を着込みました。今日のイントロダクションは全員を集合させるのではなく、ガイドさんが各組を回って説明してくれました。少人数ならではの対応ですね。 午前中はとにかく移動です。メコンの景色に馴染んできたからか、他の人たちは本を読んだり、眠ったりと各々のスタイルで過ごしていました。それでもメコン沿いには川辺に牛がいたり、村人が洗濯をしていたりといった風景に出会うことが出来ます。
9:00、コーヒーブレイク。11:35、ランチ。ちなみに船内の飲み物はフリーです。スプライトなどのソフトドリンクやビールもありますので、必要に応じてカウンターに注文してみてください。

◆上陸観光!モン族の村へ
12:50、モン族の村到着。。到着の川辺には子どもたちがお土産を抱えてスタンバイしてました。決して質の良い素材ではないのですが、村人が一生懸命手作りしたであろう小さなバッグを見ていると何となく欲しくなってきます。まずは広場まで上がって、村の概要説明です。

ここは村の人々が20年前に山の方から引越しをして住みだしたそうです。現在では15世帯、60人ほどが生活をしており、20km先はタイとの国境があります。独自な文化があり宗教も仏教ではなく自然(精霊)信仰となり独自の言語を話します。このモン族の村に限らず、町から離れた民族の村では独自の言葉が話されており、ラオス語が通じないこともあります。その場合は日本語ガイドさんが同行したとしても正確な通訳が出来ない場合もあるそうです。又、よく綺麗な民族衣装に身を包んでいるイメージがありますが、あの衣装はお正月など特別な時だけで、日常はラオスで良く見かける一般的な服を着ていました。

説明の後は一緒に村を散策します。すると子どもたちがお土産販売の為なのでしょうが一緒についてきてくれます。この村もニワトリや牛を飼い、農牧を中心に生活をしておりました。昨日よりも広い村でしたので、全てを回ることはできませんでしたが、村の人たちの生活を垣間見るには十分でした。



13、30、村を出発。 14:15チェックポイントに到着。手続きは船内スタッフが行うので我々はそのまま待機するだけです。およそ10分程度で出発。ここからは先はメコン川の右手がラオス、左手がタイというまさに国境の中を進みます。日本では考えられない不思議な光景ですね。

16:30、ガイドさんが「後40分程度でファイサーイに到着する」と案内をしてくれました。2日間のクルーズももうすぐ終了です。私はラオスに残りますが、他の方達はそのまま国境を越えてタイ側に渡るそうなので、ガイドさんからその説明を聞いています。チップボックスはありますがガイドさんへのチップは不要とのこと。アンケートを記入してガイドさんに御礼を伝えました。

17:20、ファイサーイ到着。大きな荷物はそのまま小船に詰め込みタイ側へ移動。私はラオスに残るのでその前に自分の荷物をピックアップしました。タイへの移動は、別の場所から渡し舟に乗るようなのでそこまでガイドさんが送ってくれるとのこと。全員で船を降ります。船着場にはファイサーイのガイドさんが待機してくれていましたので、皆さんにお別れを告げて2日間のクルーズの旅が終了となります。陸路からでは決して見ることの出来ないメコンからの風景や出会いに感謝です。いや~のんびり出来ました。







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