体験レポート

 HOME  >   カンボジアボランティアツアー・再訪レポート

カンボジアボランティアツアー・再訪レポート

2004年・夏からスタートした地球の歩き方「海外ボランティア・カンボジア交流活動8日間~スナーダイクマエ孤児院を訪ねて~」も、開始から2年という月日が経ちました。そして、2006年・夏
。数多くご参加いただいた皆様からの「再訪したい!」という熱い想いが実際の形となって
実現した再訪ツアー。記念すべき第一回目は8人のメンバーが集結し、子ども達と交わした「また逢いに来るよ!」の約束を果たしに、カンボジアに再訪しました。カンボジアの新たな一面を知った驚きや変わらない笑顔と優しさとの再会・・・語りつくせぬ感動、そして涙、涙の体験レポートをお届けします!※ 参加者の皆様からの声も頂きました→
 

8/25(1日目) :日本出発→首都プノンペンへ

おなじみのベトナム航空にて、空路、プノンペンへ。
前回の旅でカンボジアの暗い歴史を知り、絶対にこの目で見たかったプノンペン。
やっと訪問が実現しました。
 
ここで、まず最初の再会!いつも元気な現地係員、大塚めぐみとガイドのポーキーに再会です。
いよいよ旅がスタートです!
初日のホテルは「プノンペンホテル」。シェムリアップのホテル「ロイヤルクラウン」のアットホームさには負けますが、あまりのゴージャスさに大興奮です!
 

8/26(2日目)
午前 : プノンペン観光

まずは国立博物館へ。
カンボジア各地の遺跡から集められた国宝級の石像や美術品が数多く展示されていて、中には、前回見たアンコール遺跡の石像の方がレプリカで、本物は博物館で保管されていた!というものもありました。
続いて王宮へ。広い敷地の中に美しい建物が立っていました。何でも国旗が掲げられている日は、王様がご在宅だとか・・。
ということは、今日もいる?!
お隣の銀寺には数多くの財宝が収められています。今まで見たことのない大きさのダイヤモンドがキラキラしていました・・。
そして、いよいよカンボジアの負の遺産の象徴、ツォールスレン博物館へ。
・・・ただただ悲しい場所でした。普通にカンボジアを観光旅行をするだけならば、訪れないかもしれないこの場所。
でも、「見ない方が良かった?」と問われれば、答えは「NO」。
しっかりこの目に焼き付けて考えました。
 
参加者の声~プノンペン~
・綺麗な街並み、都会、シェムリアップとは全然違う!
・ツォールスレンは想像以上に暗いイメージだった。プノンペンの印象=ツォールスレンという感じ。
 

午後:いざ、シェムリアップへ!!

移動はなんとバス!バスの旅は約6時間。大都会プノンペンを出発し、少し走るとそこはもう自然がいっぱいの世界。どこまでも続く田園風景。
改めて農業国家カンボジアを実感。
そして、の~んびりとしたカンボジアを満喫しました。


途中、コンポントムという場所でドライブイン休憩もあり、そこで揚げたてのバナナチップスとコンポントム名物、
蜘蛛(クモ)の佃煮を堪能しました。あまりに大きかったので足だけをちょこっといただきました。・・・意外と美味!

 
ドライブインでリフレッシュ! バナナチップスはめちゃくちゃ美味!  
 
参加者の声~バス移動~
・ バス移動は景色も良くて、本当に楽しかった!
・ 思ったよりも道がきれいで、飛行機の移動よりも絶対にお勧め。機会があれば船にも乗ってみたい。
 

6時間の長いドライブを終え、第2のマイホーム、ロイヤルクラウンホテルに到着です。
なんと、しばらく見ない間に増築をしていました。
懐かしの踊るGM(ゼネラル・マネージャー)、Mr.ピリッツやホテルスタッフたちとも再会です。

ただいま増築工事中 お茶目なGM、Mr.ピリッツ☆
 
参加者の声~シェムリアップの街・ロイヤルクラウン~
・ ロイヤルクラウンは、増築はもちろん、プールができててビックリ!
・ オールドマーケットの横の道がアスファルトに舗装されていて、街の変化を感じた。
・ 前に来た時よりも、ずっとたくさんのホテルが立っていて、ホテルラッシュ、そして観光景気というものを感じた。でも、一般のカンボジア人にはあんまり関係なさそうな感じに見えた。


8/27(3日目)
午前 :待ちに待った子ども達との再会 
今日はいよいよ子ども達と再会を果たす日。朝からソワソワ・・落ち着きません。
そして、孤児院へ。
子ども達がお行儀良く並んで出迎えてくれる姿を見て、思わず泣きそうになってしまいました。
「やっと帰って来たよ・・」。感動の再会です!!

午後:子ども達と一緒に運動会
そして、午後からは運動会へ突入!運動会は赤チーム(チャントリア君チーム)、白チーム(ラーヴォ君チーム)に
分かれた紅白戦。9種目をおこなう大運動会となりました。
一進一退の攻防が続き、チャントリア君チームが見事勝利!

早く早く!白熱したボールおくりゲーム 運動会の定番・玉入れ競争 狙いを定めて、入れ~!

 

罰ゲームは何故か、勝利を収めたはずのチャントリア君チームが踊りを披露することに。
けれども、最後は結局、みんな仲良く踊りました!
とにかく動いて、動いて、そして心の底から楽しい一日でした!!!

子ども達から踊りを教わりました
 

明日はお別れの日。孤児院を巣立っていくラーヴォ君とチャントリア君のために
へトへトに体が疲れていても、みんなで夜中まで寄せ書きを書きました。
この旅で初めて会う仲間もいたけれど、力を合わせて一緒に考えたり、作業をしたりすることで、
仲間同士の絆が強くなるんですよね。

 
参加者の声~子ども達との交流会・運動会~
・ 子ども達と再会した瞬間は、本当に泣きそうだった
・ 日本語がうまくなっていてビックリした
・ 初めて会う人同士ではないので、打ち解けて話ができた気がした
・ 「前に会った時よりも明るくなりましたね」と言ってもらえて嬉しかった。大勢の参加者の中の1人に過ぎないのに、良く見てくれていて感動!
・ 少し会わない間にギターをマスターしていたのには驚いた。
・ 粉まみれの運動会、物凄い本気のパン(ドーナッツ)食い競争、本当に楽しかった。
・ ジャッジをめぐって険悪なムードになった時は、カンボジア人の素の部分を垣間見ることができて、不謹慎だけど面白かった。また、それだけ真剣に取り組んでいてくれて嬉しかった。
 

8/28(4日目)
終日:ベンメリア遺跡観光

遺跡観光の日。アンコールワットやアンコールトムは有名な遺跡ですが、
今日行く遺跡は郊外のジャングルに眠る「ベンメリア遺跡」。
ひっそりと眠る遺跡はとても神秘的。その多くが崩れかかっていて、自然の脅威と悠久の歴史にただただ圧倒されっぱなしでした。
今まで見た遺跡の中で一番好き!という意見もありました。
 

夕方:子ども達とお食事会 
懐かしのロイヤルクラウンホテルにて子ども達とお食事会です。
子ども達がバスでロイヤルクラウンにやって来ました!
ご馳走の数々・・。しばしの団らんの後、スナーダイクマエコンサートの始まりです!

 
トップバッターはガイドのポーキー。
得意の鼻ギターと、手を使った色々な鳴きまねを披露。
つかみはOKです!
 

そして、私たち参加者の合唱。バスの中で一生懸命練習した「キラキラ星~クメール語バージョン~」を歌いました。
その後、個人の出し物へと続きます。

一生懸命練習した成果を披露♪
サックスを熱演してくれました!
 
子ども達もお返しに歌を歌ってくれます。以前は恥ずかしがっていた子も
堂々とソロを披露してくれました。
「たくましくなったな~」。歌ひとつをとっても、子ども達の成長の跡が
見て取れました。
 

楽しかった会もいよいよ終盤へ。
みんなでいつまでもいつまでも「上を向いて歩こう」を手を繋ぎながら合唱し、
旅立つラーヴォ君とチャントリア君へのはなむけの歌としました。
そして、一生懸命書いた寄せ書きと、社会人になる2人へワイシャツのプレゼントを贈りました。
みんな涙が止まりません。夢のようなひと時が終わる瞬間です。
いつもは子ども達が、バスで帰る私たち参加者をいつもまでも見送ってくれますが、今日は、
私たちが子ども達をお見送りする番です。バスが見えなくなるまでずっと手を振り続けました。
見送るのが「切ない」ということが初めて分かりました。

卒業おめでとう!
(左)ラーヴォ君(右)チャントリア君
子ども達との別れに涙が止まりません・・
また会いに来るからね!
 
スナーダイクマエの日本人運営責任者メアス博子さんからのコメント
子供達は夢のような時間を過ごしたと思います。
帰宅後も興奮冷めやらずという感じで、特にラーヴォやチャントリアはとても喜び、
新たな出発に向けて気持ちも固まってきた様子です。
二人へのプレゼントもありがとうございました。

番外編:

実は、お食事会にピースインツアーアンコール社のガイドさんたちも駆けつけてくれていました。
子ども達が帰った後、同年代の私たちは色々な話をしました。
カンボジアの若者、そして日本の若者。もっともっとお互いを理解したい・・。
冷えたアンコールビアーがすすみます。
今日は本当に長くて濃い一日でした。明日はいよいよ滞在最終日、どんな一日になるのでしょうか。
 

8/29(5日目)
午前:トンレサップ湖へ

8月は雨季の真っ只中。トンレサップは海のように膨れ上がる季節です。
前回、乾季に訪問した参加者はビックリです!湖へと続いていた道が
湖の底へと変わっていたのです!!
 

そして、トンレサップに浮かぶ小学校への突撃訪問!
授業中、お邪魔させていただき、子ども達の将来の夢を聞いたり、兄弟の数を聞いてビックリしたり・・・
つかの間の交流を楽しみました。 子ども達の目はキラキラしていました。

 
クルーズ終了後は、トンレサップで水揚げされた魚を材料に作る、
プラホック作りを見学しました。プラホックとは魚を発酵させて作る、
カンボジアの家庭には欠かせない調味料。
伝統的な手法に関心!
大釜でぐつぐつ煮ます。
 

 

午後:小島幸子さんの座談会へ

NGO活動以外で成功を収めている、日本人の企業家を囲んでの座談会が開催されました。
企業家とは、ご存知アンコールクッキーのマダム幸子こと小島幸子さんです。
カンボジアとの出会い。アンコールクッキーを生み出し、成功させるまでの苦労話などを伺いました。
短い時間ではありましたが、海外で、しかも現地の人たちと仕事をしながら成功を収めている方のお話は
とても興味深く、すっかり話に引き込まれてしまいました。
小島さんの他に、スナーダイクマエ出身のサオ・ピアさんにも、ゲストとしてお越しいただき、お話を伺いました。
サオ・ピアさんは、ちょうど地球の歩き方ツアーが始まった頃に孤児院を卒業し、初めて就職をした卒業生です。
日本語が堪能な彼女は現在、アンコールクッキーのお店で、お客様を相手に大活躍をしています。
参加者と同年代の彼女の話にも皆、興味津々。社会人としてもきちんと将来のビジョンを持っている彼女に
感心させられっぱなしでした。

 
参加者の声~座談会~
★サオ・ピアちゃんについて
・ サオ・ピアさんのお話を聞けて良かった。幸子さんの目を少し気にしながら発言している様子が可愛かった。
・ 社会人としてのサオ・ピアさんを見て、孤児院での生活がきちんと生かされているんだなということを実感した。
★小島幸子さんについて
・ 目標に向かって焦るのではなく、「じっくり待つことも大切なんだ」ということに気づかされた。時には身を任せることも大切。でも、ただ待っているだけではなく、常にアンテナを張って努力をしてきたからこそ、必然のチャンスが廻って来たのだと思う。
やりたいことのために、自分も常にアンテナを張って、ポジティブに色々なことに挑戦して行きたい!
・ 夢を実現させることは難しいこと。年齢を言い訳にせず、進んでいく姿にパワーを感じた。

夕方:
カンボジアの魅力の再発見、そして感動の再会がギュっと詰まった再訪ツアーもいよいよ終わりです。
体調を崩すことなく皆元気に帰国です!

お疲れ様でした!!
★参加者の皆様から、今回のツアーの感想を頂きました→


カンボジアボランティアツアー【スナーダイ・クマエ孤児院再訪ツアー】特集ページへもどる>>

2013年の再訪ツアーレポートはこちら>>


Fatal error: Uncaught Error: Call to undefined function mysql_query() in /home/xs159913/pitt.jp/public_html/common/include/side.php:5 Stack trace: #0 /home/xs159913/pitt.jp/public_html/report/cbd-saiho-2006.php(801): include() #1 {main} thrown in /home/xs159913/pitt.jp/public_html/common/include/side.php on line 5