きっとまた会えますから。


どうしているかなあ、みんな。
と時々思い出すベトナムの風景が、私にはいくつもあります。
自分が働いていた場所や、
住んでいた家の近所の人たち
通勤途中によく寄っていたお店の人たち。
また、日系企業に教えに行っていた時のワーカーさんたちや、
日本に研修に行くために懸命に勉強をしていたひとたち。
いまのようにfacebookもなく、メールアドレス交換も一般的でなく、
当時使っていたベトナムの電話番号しか知らない状態でのお別れ。
日本は多分お金を払い続ければ、携帯電話の番号はキープしておけるのでしょうが、
ベトナムでは一定期間使わないと、その番号は消滅してしまうそうです。
あわてて書きとめましたが、なくしてしまった番号も多く、
なにかのきっかけやつながりがないと再会できないだろうなという
同僚や友人や教え子がたくさんいます。

でも再会できたんです。
それも何人も。

そのきっかけの一つがfacebookでした。
「友達ですか?」
と一つつながれば、当時教えていたクラスのメンバーとどんどんつながっていけるんですね。
もちろん、全員とはつながっていませんし、
いまでは当時焼いた写真の中の笑顔でしか、つながっていない人の方が大多数ではありますが。

もう一つの再会のきっかけは、「偶然」。
元同僚は、もともと2足のわらじを履いていて、
日中は日本のとても有名な商社で働いていました。その彼が
「日本の本社に転勤になりました」
と。
ベトナムの現地採用で、日本の本社に転勤になるベトナム人って、すごい!彼も会社も!
日本で連絡とって会おうね!と約束していたのですが、交換した連絡先はベトナムの電話番号…。
その彼と再会したのは、
日本に本帰国したあと、たまたま寄った新宿のデパートのエスカレーターでした。
彼の後ろに私と友人がたち、しゃべっていたところ、
「もしかして、ああ!」
と再会したのです。
すごい偶然ですよね、今思いだしてもびっくりです。
その彼とは、あの大震災の前までは時々会って、情報交換などをしていたのですが、
あれ依頼、音沙汰なく、帰国してしまったのかなあと思っていたある日。
成田空港で偶然再会したのです。
スゴイですね・・・。

もっともっと前のことです。ベトナムで担当していたクラスの、熱心だった学生の一人が
「実は明日、アメリカに出発します」
と。
留学でもなんでもなく、親戚をたどって移住すると。ビザがおりたと。
私のいたホーチミンには、「ビザまち」の人や「家族で一人だけビザが下りなかった人」が実はたくさんいました。
いつかでるか、また自分だけでないかもしれないビザをひたすら待つ。
その気持ち、想像しても、寄り添うことはできても完全にわかることはできないと思うほどの、つらい気持ちだと思います。
その、やっとビザが出たという学生が
「いつかきっと会えますから」
と別れ際に言った言葉が、ずっと忘れられません。
いつかきっと会える。
そんなことある?と思っていたけれども、
一度会えなくなってしまったベトナム人と再会できたことがこの数年、私のまわりでたくさんありました。
そして再会できたら、昔と同じような付き合いが始まる。
一度仲間になった、友達になった人はいつまでもつながって大切にする。
ベトナム人らしいなと感心するとともに、私もそうありたいと感じます。

多分、日本から旅行する少なくない人たちにとって、
ベトナム人の第一印象は必ずしも「アジアのキラキラした純粋な笑顔★」ではないと思います。
(日本人だって、自分たちが考えているほど…)
でも、付き合っていけば付き合うほど、味わい深い民族だと思います。

奥深いベトナム。
はじめの一歩、そして久しぶりの一歩。
ピースインツアーと一緒にいかがでしょうか。

http://www.pitt.jp/vietnam/


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