日本とカンボジア、実はこんなにも繋がりがあるのです!〜アンコールワットから読み解く国際協力とは?〜


みなさん、チョムリアップスーオ!
スタディツアー担当の小林です。

いきなりですが、私は学生さんを連れて
カンボジアに行く機会が多いのですが、
学生さんにこんなことを、質問をします。

「カンボジアというと
どんなことをイメージしますか??」
必ずいただく回答として、
「アンコールワット!」

なぜ?アンコールワットをイメージするの?と聞くと、
世界遺産だから知っていた。と答えてくれる方が多いです。

そう、それほど日本人にも馴染みのあるアンコールワット。
正式にいうと、アンコール遺跡群。

歴史的な遺産として、世界から認知されているこの遺跡。

日本とはほど遠い存在、そう思われがちですが、
実は、カンボジアの世界遺産は日本が大きく関わっているって
みなさん知っていましたか??

実は、現在も行われている遺跡修復は、
日本の上智大学のアジア人材養成育成センターの皆様が
中心となって行われているんです よ!
※カンボジアのアプサラ機構も一緒に活動をしています。

こちらがアジア人材養成育成センターの概観。

現在、上智大学アジア人材養成育成センターさんが
修復を手がけるのは、アンコールワットの西参道。
全面通行禁止として、修復を行っています。

じつは、先日、地球の歩き方サイトで募集をした
高校生限定のツアー(すでに募集は終了)で、実際の修復現場を見学させていただく
貴重な機会をいただけたので、その一部を公開。

現在のアンコールワットの西参道の様子がこちら。

遺跡修復のやり方としては、取り壊しということは基本せず、
一つ一つの石を丁寧にはずし、その中をまずは調査。

遺跡の中ではどのような石が使われているのか
その石がどのような状態かまでしっかりと調査をして
次に繋げて行くのだそう。
遺跡修復には今でもわからない謎も多く、
今回の調査で初めて分かることも多いのだそうですよ。

上智大学の遺跡修復は、
常に原点にたち、その時代アンコール王朝を大切にして来た
人々と同じやり方の遺跡修復を基本としているそう。
本当に素晴らしい・・・。
スタッフさんは今回参加した15名の学生さんに
熱い想いをもって説明をしてくださいました。

学生さんの話を聞く姿勢も真剣そのもの!

学生さんが上智大学の遺跡修復に携わるスタッフにこんな質問をしました。

「今は技術が発展しているのに、なぜ、機械を使っての修復に力を入れないのですか?」

すると、スタッフさんがこんな回答をしてくれました。

「機械を使っての支援であれば、
予定より短いスパンで修復を終わらすことが
できますが、それではなんの意味にもなりません。
ゼネコンでは、遺跡修復をした新しく直したものしか残せない。
大切なのは、文化を続けていくことだ。
ゼネコンをできるだけいれずに伝統工法をとることは、
50年・100年先のことを考えると必要なことです。」

この言葉を聞いた時、なんだか胸が熱くなりました。

日本人として発展した技術をカンボジアに押し付けるのではなく、
現地にある文化・考え・そこに暮らす人々をまず第一に考え、
その人々に寄り添って遺跡修復を行う。これぞ本当の意味での国際協力である!

まさに上智大学が行っていることは、
遺跡の修復という言葉で簡単にかだつけられることではなく、
遺跡修復を通じて、「アンコール王朝時代の文化を守り続けるということ」なのだと感じました。

日本から遠く離れた国カンボジアでこのような想いを持って働いている
上智大学のみなさま。同じ日本人として、とても誇りに思いました。

大きな意味で捉えると、同じ日本人やその関係者のカンボジア人が汗水流して、
アンコールワットを次の世代にも残していきたいという一心で、今日も遺跡修復を行っています。

数多くなるカンボジアの世界遺産の一つ、アンコールワット。
そのような見方ではなく、日本人が活躍をする現場!
そんな目線で遺跡を観光してもらうともっと違った気付きに出会えるかもしれません。

ちなみに・・・
カンボジアと日本の繋がりは、そのほかにもいろいろな場所で感じることができます。
実は、カンボジアのお札であるリエル札にも日本の国旗があるのを知っていましたか?

白丸を見てください~!日本とカンボジアの国旗がのっている絆橋の写真です。

カンボジアと日本、実は、こんなにも繋がりがあったのですね。
嬉しいことです。

年々、魅力が増す、アンコールワット!
一度訪れたことがある方かも、もう一度、カンボジアへタウ!(カンボジア語で行く)
してみてはいかが?

(小林)


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