ベトナムのおこわ


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棒売りから屋台の店を持って、レストランまで建ったというサクセスストーリーは、ベトナムではよく聞くことがあります。

たとえば、有名なコムガー(鶏肉ごはん)のお店。もともとはちいさな屋台だったのが、いまは何階建てなのかとても大きなレストランが建ったお店があります。

また、自宅の軒先で持ち帰りのベトナムコーヒーを売っていた主婦が1階を改装してカフェを始めたり、食堂を開いたり等、本当によく聞きます。

それは誰でもできることではなく、何よりおいしい味をみんなが評価し、口コミが広がり、一人ひとりのお客さんを店主が大切にしているからだと思います。

 

そうしたお店のひとつ。

ずいぶん前から人々に評価され、お店の前はいつもバイクで渋滞していたお店。なんだかとっても立派なビルになっていました。

立派な建物になったからといって、お客さんの扱いがぞんざいになることもなく、慇懃無礼になることもなく、今日もチェ(ベトナム風ぜんざい)とおこわを売っています。

そのナはChe xoi 111。

きっと行ったこともある、という方も多いでしょう。

 

実はこのお店、自分が勇気を振り絞って一人で買いに行ったお店の一つなのです。

ベトナムに住んでいたころ。はじめの2年はほとんどベトナム語が話せず、どうにか乗り切っていました。

そのころの話です。

職場のベトナム人が時々、とってもおいしいおこわを買ってきてくれることがあり、またあのおこわ食べたいなあと思うことがよくありました。

しかし。そのおこわを売っていたお店は自分が住んでいたあたりからとにかく遠い。

自転車ももちろんバイクもなかった私は、まずベンタインバスターミナルまでバスに乗り、バックパッカーのあつまるファングーラオ通りを抜け、途切れることのなくバイクがぐるんぐるんまわってるロータリーを抜けてやっとの思いでたどり着いたのがこのお店。

当時、ほとんどベトナム語を話せなかった私でしたが、片言のベトナム語と手振り身振りでオーダーするしかなく、でもそんな自分のベトナム語をきちんと聞いて、店員さんが出してくれたのがこのお店のおこわなのです。

それ以来、何度もかようお店となりました。

店内はいつも混んでいるので、あわただしくもありますが、外国人にたいしてもキチンと対応してくれますので、ご安心を。

おいしいものを食べるぞ~という若者の熱気でむんむんしている店内ですが(言い回しが古い)、丈の低いイスに座って食べるお店でも大丈夫♪という方、ぜひ行ってみてください。

 

なお、お写真のおこわは牛のものです。左上に見えるベトナム風なますとよく合います。牛肉には味がしっかりしみてて、かつとても柔らかく、おこわも小盛りなのでこのあとチェも十分楽しめます。日本だと、お赤飯くらいしか味わう機会もありませんが、ベトナムは日常のなかにおこわがあるんですよ~。ぜひ、お試しください。

 

Che xoi111 111,Bui thi xuan,Q1,TP.HCM


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